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螺旋アニメーションをつくってみた──ものの誕生を眺める

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螺旋が、ものになる瞬間

今回つくったのは、JavaScript(three.js)を使った、3D空間の螺旋アニメーションです。
画面の手前は静止し、奥だけがゆっくりと動きながら、一点へ向かって収束していきます。

しばらく眺めていると、それは単なる図形ではなく、
何かが生まれている過程のように見えてきます。

この記事のテーマは、
「螺旋アニメーションをつくってみた ―― ものの誕生」です。


まずは、見てほしい

説明より先に、実際の動きを見てください。
操作は必要ありません。
ただ、流れに身を任せるように眺めてみてください。


螺旋というかたち

螺旋(スパイラル)は、自然界に繰り返し現れる形です。
貝殻、銀河、台風、植物の葉序、DNA。

共通しているのは、回転と進行が同時に存在していることです。

数学的には、螺旋は角度 \(\theta\) と距離 \(r\) の関係で表されます。

\[ r = a\theta \]

同じ回転を繰り返しながら、決して同じ場所には戻らない。
その性質が、螺旋を「時間」や「生成」と結びつけています。


干渉が、存在に見えるとき

このアニメーションでは、奥へ進むにつれて点の密度が高まり、
中心付近に、波の干渉のような模様が現れます。

それは意図して描いた形ではありません。
点の配置、透視投影、画面の解像度。
それらが重なった結果、自然に立ち上がってきたものです。

けれど、人の目はそれを「ノイズ」としてではなく、
核のようなもの、中心のようなものとして受け取ります。

1点に向かって波が重なるとき、
そこに「もの」が生まれたように見えてしまう。


生成の時代における、制限の価値

AIやプログラミングによって、私たちは容易に複雑なものを生成できる時代にいます。

しかし、複雑さと意味は同じではありません。

今回印象的だったのは、
動きを減らしたときに、かえって意味が立ち上がったことです。

すべてを動かさない。
すべてを説明しない。

一部を静止させ、一部だけを変化させる。
その余白に、見る側の解釈が入り込みます。

これからの「生成」の時代において重要なのは、
どれだけ作れるかではなく、どこに制限を置くかなのかもしれません。


まとめ:螺旋は、生成そのものだった

この螺旋アニメーションは、
完成した瞬間に終わる作品ではありません。

見るたびに、図形に見えたり、現象に見えたり、
ときには「もの」に見えたりします。

それはきっと、螺旋が「形」ではなく、
生成そのものを表しているからです。

すでに、そこには何かが生まれています。
あとは、眺めるだけで十分です。

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