円の上を動く点を見ていた。
その点の高さだけを横に並べていくと、
波になる。
それだけのことなのに、
とても不思議だった。
数学ではこれを サイン波 と呼ぶ。
でも、数式として見るのと、
円の運動から見るのでは印象がまったく違う。
円の点が回転し、
その高さを時間とともに記録していく。
すると、波が描かれていく。
「波を描いている」のではなく、
波が円から生まれているように見える。
さらに面白かったのは、
円の y軸の向きを少し傾けても、
記録されるのはやはり滑らかな波になることだった。
波は特別な形ではなく、
円運動を別の方向から見た姿なのかもしれない。
三角関数は公式として覚えるものではなく、
円と波をつなぐ変換として眺めると、
急に身近なものに感じられる。
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